Jose Luis Romanillos(ホセ・ルイス・ロマニロス)

本ブログは私がかれこれ10年以上愛用しているロマニロスについてご紹介いたします。「ロマニロス」はスペイン出身のギター製作家Jose Luis Romanillos(ホセ・ルイス・ロマニロス)によって製作されているギターです。1991年頃まで1世によって製作されていましたが現在では息子と共作になっており、スペインでギターの表板を父が製作した後の行程はイギリスに工房を持つ息子によって製作されているようです。息子との共同製作になってラベルも変更されたようなので1世が全てを自身で製作したものは、以前より希少なものになっています。

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少し戻りますが、ロマニロス自身は現代的なギターデザインの父とも言われているアントニオ・デ・トーレスの研究家であることは有名なお話です。サウンドホールとヘッド部分に描かれた模様は美しくどこかスペインの雰囲気を醸し出しておりクラシックギター界ではあまりにも有名なデザインから、知っている人なら一目にロマニロスと判別できるほどです。

私の所有するロマニロスは1990年製でJose Luis Romanillosの作品としてはの最終作品数本の中の一本ときいております。このロマニロスは私がコンクールに出場するようになり受賞を重ねていった時一生物になるだろうと両親が私にプレゼントしてくれた物です。その頃私は中学生で最初に弾いた時はあまりの弾きにくさに驚きました

というのも私はロマニロスの前にハウザーというギターを所有していました。ハウザー3世は柔らかいタッチで透明感のある良い意味で本当に「素直」な音がする物ですごく好きなギターでした。そんなときギターの先生より提案を受けました・・・「直也くんの弾き方にギターが負けてるからギターを変えないか?」という提案でした。弾いていると自身では気づきにくいのですが、コンクールレベルで曲を仕上げていく中で雑音が混じることが気になるようになります。先生にはそれが気になったのでしょう。

そこで提案されたのが今のロマニロスでした。弾いた時、私の小さい手では弾き返されるように感じたのを今でも覚えています。

「良い楽器は弾き手を選ぶというのはこれのことか」

まともに音を出せなかった私は素直にそう感じました。その時先生が「どう?弾けそうならこのギターにしなさい」と言いました。私はもちろん「弾けます」と返事しました(笑)ですのでロマニロスとの出会いは、ギターに負けたのがすごく悔しくて絶対このギターを操れるようになってやると決意したのがきっかけでした。(笑)そんなこんなでロマニロスとの出会いまでの話は終わりにします。

 

◇私の所有するロマニロスです

私自身ギターコンクールにも出させていただきこのロマニロスと一緒にステージで演奏させていただいたことは何度もありますが、音質はダイナミック(私の主観)です。楽器というのは前に音が響いて(飛んで)いくのが普通です。その中には細く綺麗な音や、太く力強い音、派手な格好良い音、優しい音、寂しい音等、色んな音があります。楽器には性格がありそれが楽器の面白いところです。

ただこのロマニロスという楽器は一味変わった特徴がありました。(自身のロマニロスを弾いて感じたことです、ギターには個体差があります)ホールで演奏した際に感じた事ですが音が自分の後ろから聴こえるんです。私は誰かが後ろで演奏しているように感じました。これがロマニロスに勝った瞬間でした(笑)

色んな人に「一度弾かせて」とお願いされ弾いてもらいましたが皆さん口を揃えて「このロマニロスはよく鳴る」と仰られていた事を覚えています。面白い経験がありました、コンクール当日僕が控え室にいると審査員の方々が順番にロマニロスを見にやってくるんです(笑)どこから情報を得るのか分かりませんがね(笑)皆必死に練習している中、私はロマニロスを見にくる審査員の方々の相手をする事で手一杯になり練習出来なかったのを鮮明に覚えています(笑)

今回はロマニロスの人物像等から私のロマニロスとの出会いを長々とお話しましたので、次回からはギター本体の特徴等をご紹介していきたいと思います。



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